2018年7月、西日本豪雨が発生した時には、広島県呉市から隣接する自治体へと通じるあらゆる道や線路にに土砂が流れ込み、呉市は一時的に陸の孤島状態となりました。全国各地からボランティアの方々が駆け付け、土砂の撤去に汗を流していた光景は記憶に新しいですね。ここでは、災害支援ボランティアについて解説します。

ボランティアに参加するには

被災者のために少しでも力になりたいのはやまやまですが、各個人が被災地へ赴くのは推奨されていません。同様の意気込みを持った個人が殺到することも想定され、その場合、混乱を招く恐れがあるからです。

災害支援ボランティアに関する情報については、社会福祉協議会や民間企業、NPO、共同募金会等との協働により運営される災害支援ネットワーク組織「支援P(災害ボランティア活動支援プロジェクト会議)」が管轄しています。

支援Pは災害が発生していない平常時には、災害支援に関わる調査研究、人材育成および啓発活動を行うなかで、万が一の事態に備えています。災害が発生した時には、災害ボランティア情報について纏めた特設サイトを立ち上げ、被災地支援を行います。

特設サイトでは、被災地へのボランティアバスの運行情報、災害ボランティアセンターの最寄り駅からの送迎バスの運行状況が随時更新されます。被災地の状況に応じてバスの運行日が追加・中止されることもあり、こまめにサイトをチェックしておきましょう。